語学学校初日 (LA留学生日記より)

午前8時20分、徒歩で語学学校の前にあるレストランまで行って朝食をとった。メニューにあるのは油っぽい料理ばかりだったから、一番マシそうな4.45ドルの朝食セットA(トースト・スクランブルエッグ・ベーコン・ポテト・ホットコーヒー)を選んで注文した。

自分は TOEFL 対策コースを希望していたけれど、語学学校の中国人留学生アドバイザーから試験の結果次第では通常のクラスを受講した方が良いと助言されていたため、午前9時からのクラス分けテストに参加した。テスト問題はジョージア州立大学の留学生振り分けテストのコピーだった。

結果は惨憺たるもので、全7コースあるうち下から3番目の Level 3 というクラスへの編入を勧められた。TOEFL 対策はこれとは別に受講することにした。これから毎日の時間割はつぎのようになった。

09:00 – 12:36 Level 3 英語クラス
13:30 – 15:05 TOEFL 対策コース

タイにいたときにチュラロンコーン大学の集中タイ語講座を毎日4時間受けるだけでも気が滅入りそうだったのに、今回はその倍ちかくの毎日7時間12分も授業を受けなければならない。宿題をする時間がとれるかどうか心配だけど、それでも10月の入学試験まであと半年しかないから仕方ない。

アメリカで留学生活をエンジョイするどころではなくなってしまった。

レベル3のクラスには10人の生徒がいた。内訳は、台湾人1、インドネシア人1、日本人8だった。できるだけ日本人がいなそうな地区にある語学学校を選んだつもりだったけど、アメリカの語学学校が日本人だらけなのはウワサ通りだった。

英語の教材には大学受験レベルの単語もたくさん出てくるけれど、全体的には高校1年生レベルで、特に文法事項については中学2年生レベルだった。

If I go to the market, I will buy a pen.

というレベル。こんなことをやっていて果たして10月の英語検定試験 TOEFL に受かるんだろうか?

午後は TOEFL 対策コースに出席した。講師による解説が3割ぐらいしか理解できず、授業の内容もさっぱり分からなかった。じきに慣れていくことを期待するしかない。

ABOUTこの記事をかいた人

バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。