大人数制英語教室 (LA留学生日記より)

「おおむね1クラスは10~15人で編成されており、定員を超えた場合には新しいクラスが設けられます。私共の経験から学生を配慮して少人数制のクラスにしております」(語学学校ホームページより)

実に不愉快な一日だった。朝、学校に行ってみたら教室になんと20人もの学生がいた。しかも名前がまだ名簿にない学生も含めると25人になるという。25人の英語教室のどこが「少人数制クラス」なのか!? これでは公立学校の英語の授業と何も変わりやしない。

そこでクラスの親しい友人達と解決策を探ることになった。この事態を解決する方法としては、①さらにひとつ上のクラスへ進級させてもらう、②午後のクラスへ移籍する、③別の校舎へ移籍する、④別の語学学校に転校するなどが考えられる。

さっそく、ひとつ上のクラスへ進級させてもらおうと要求に行ったところ、「レベル5のクラスにも15人以上の学生がいます。それでしたらレベル4のクラスと変わりませんよね?」とやんわり断られた。さらにダウンタウンLA校のレベル4についても問い合わせてみたところ、「こちらのレベル4には学生が20人以上いるため、新規や編入の受付はすでに打ち切っています」との回答があった。仕方ないから気が向いたときに午後のクラスを見学させてもらおう。

それにしても語学学校のすべての関係者がホームページに掲載されている「新たにクラスが設けられます」という文言を完全に忘れているかように振る舞っていたのには怒りを越してただただ驚くばかり。

友人によると、語学学校の紹介パンフレットも通信販売のパンフレットと同じく話半分で考えておいたほうが良いという。やはり留学前に現地の友人を作って十分に情報収集しておくべきだった。

ダウンタウンLA校に電話で問い合わせたところ、あちらにもキレイなタイ語を話す日本人学生がいると聞いた。

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バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。