ロサンゼルス留学最終日 (LA留学生日記より)

ロサンゼルス留学最終日。

長いようで短い5ヶ月間だったけど、とうとう最後まで「日本語を話さないアメリカ人」とは友人になれなかった。語学学校に通っているだけでは、いろんな国籍の留学生たちと知り合うことはできても、現地の人々と関わる機会はほとんどない。英語を使う機会にも恵まれず、クラスメイトや語学学校の講師、レストランの店員ぐらいとしか話さなかった。

台湾人クラスメイトが帰国するとき、わざわざアメリカまで来なくても英会話の練習ぐらいなら近所の語学学校で十分できたと話していたけれど、ほんとうにその通りだった。今回の留学期間中に英会話力は飛躍的に向上したが、それでも駅前留学じゃダメだったのかと聞かれると、あまり自信を持って答えられない。

結局のところ、現地の人々と交流しなければ、海外留学したところであまり意味はない。

シェアハウスの同居人5人にロサンゼルス空港まで見送りに来てもらい、航空会社のチェックインカウンターで重さ30キロの旅行カバンをふたつ預けてバンコク行の飛行機に乗り込んだ。

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バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。