大学院の講義初日

初日の授業は期待外れだった。

人生で初めて大学院の授業に出席することに胸を躍らせながら、午前8時半に部屋を出てパンと缶コーヒーを片手にクルマを運転して大学へ向かった。しかし午前9時からの講義では概要が説明されただけで、予定より2時間も早い午前10時に解散となった。さらに午後に予定されていた講義が休講になったため、午前10時半には部屋に戻ってきてしまった。

教室でタイ人クラスメイト数人と簡単な会話をした。ちなみに、けさの必修講座「東南アジア調査の方法論」に出席したのは22人で欠席者が3人いたから、1年次の学生は25人という計算になる。内訳はタイ人学生14人に対して外国人学生(カンボジア人, ベトナム人, 中国人, アメリカ人, カナダ人, ノルウェー人, スイス人など)は11人で、日本人は僕ひとりだった。タイ人学生によると、今期から入学基準が大幅に緩和されたためタイ人学生が急増したという。

夜、友人宅で夕食をご馳走になった。

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バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。