午前中、大ヂャッグリー城(タイ王宮)とワットプラスィーラッタナサーサダーラーム(ワットプラゲーオ)で行われたタイ研究科の講座「タイ史・博物館論」に出席した。
大ヂャッグリー城は1875年、ヂュラーヂョームグラーオ大王(ラーマ5世, ヂュラーロンゴーン大王)によって建設された。イギリス人建築家ヨーン・クルーニッチが設計し、ヂャーオプラヤー・パーヌウォングマハーゴーサーティッバディー(トゥワム・ブンナーク)指揮のもと完成した。
大王は当初、西洋的な宮殿の建設を希望していたが、ソムデットヂャーオプラヤー・ボーローンママハースィースリヤウォング(チュワング・ブンナーク)の進言を入れてタイ様式の建築に変更した。タイ史上はじめて電力が用いられた場所としても知られている。
現在、大ヂャッグリー城は拡張工事中だが、今回は一般の立ち入りが許されていない城の内部で、壁に飾られている歴史的な芸術品の数々について学んだ。まるで映画のワンシーンのように華やかこの施設は、国賓級のゲストを招いてのレセプションのほか、王族の食堂としても用いられている。上の写真は大ヂャッグリー城の階段から衛兵交代式の様子を撮影したもの。
その後、ターチャーング船着場前で昼食をとり、友人たちと今回で5回目になる大学めぐりに出かけた。