おととい、高架電車ラーチャテーウィー駅前のセブンイレブンに併設されているバンコク銀行の ATM で預金を引き下ろしたときに、返却されてきたキャッシュカードを取り忘れてしまった。
タイの ATM には入金機能がなく、出金するのにも時間がかかる。しかも、日本の ATM とは違って、現金が出てきたあとにキャッシュカードが返却されるため、先に出てきた現金を財布にしまっただけで満足してその場から立ち去ってしまうと、その後に出てくるキャッシュカードと利用明細は機械のなかへ自動的に吸い込まれてしまう。
キャッシュカードを取り忘れたことに気づいたのは、おととい金曜日の午後11時になってからのことだった。同居人のエーンに頼んで、すぐに発行元のバンコク銀行 ATM サービスセンター (02-645-6000) へ電話をかけてもらい、キャッシュカードの利用を停止してもらった。
あすの午後の授業を休んでスィーロム通りにあるバンコク銀行の本店へ行き、キャッシュカードの再発行を依頼するつもりだったが、昨晩、その予定をエーンに話したところ、「銀行なら半日だけだけど土曜日も営業しているんだから、きょう行っておけば良かったのに。聞かれなかったから言わなかったけれど、もしかして知らなかったの?」と突っ込まれた。
そのような事情で、おとといの夜から預金を引き下ろすことができずに困っている。しかも、金曜の深夜に友人の日本人留学生たちと飲み歩いたため、財布のなかに現金が60バーツ(日本円にして約180円)しか残っておらず、まったく身動きがとれない。
普通バスでチュラ大往復×8回
または、冷房バスでチュラ大往復×3回
または、飲料水1.5リットル×4本
または、セブンイレブンのホットドック×3本
または、セブンイレブンのまずいピザ×2本
または、タイ産ハイネケンビール350ml缶×2本
または、タクシー初乗り×2回
または、マイルドセブンライト×1箱
というわけで、週末はペッブリー18街路にある住まい Venezia Residence 6階の自室から一歩も外へ出ずに腐っていた。