国際郵便小為替による留学資金の送金

先日、スクンウィット13街路にある住まい Sukhumvit Suite 14階にあるロビーの前を通りかかったところ、管理室の職員に「どうして重要な郵便物が届いてるのに取りに来ないの?」と言われて、電報を手渡された。差出人はプラカノーング中央郵便局で、そこには「日本から送られてきた資金150万円を可及的速やかに受領せよ」と書かれていた。

留学資金の仕送りについては、これまで直接現金で持ち込むか、もしくは日興ビーンズ証券やシティーバンク銀行による格安送金サービスを通じて手に入れていた。ところが証券会社や銀行のお得な送金テクが使えなくなって代わりの送金方法を選択するのに時間がかかっていたうえ、2週間ほど前からクレジットカードのキャッシングに頼った生活を強いられていたため、一刻も早い仕送りが必要だった。このような経緯から先月の27日になってようやく「国際郵便小為替」で仕送りを送るよう、両親に依頼した。

ヂュラーロンゴーン大学の文学部前でオームと待ち合わせ、プラカノーング中央郵便局へ国際郵便小為替を受け取りに行った。この電報には郵便局の地図までは書かれていないかった。スクンウィット71街路(プラカノーング通り)でクローングタン郵便局を見つけたが、このままではどうやってもプラカノーング中央郵便局までたどり着けそうにない。送金を受け取れなければ、今月の家賃どころか今晩の食事もままならないような状況だったで、絶対になんとかする必要があった。

約40分後、オームの母親からもたらされた情報のおかげで、ようやくプラカノーング中央郵便局に到着した。プラカノーング中央郵便局は高架電車プラカノーング駅前のスクンウィット69街路の入口にあった。

窓口で電報を見せるとすぐに奥の事務所へ通されて、職員が紙幣カウンターで枚数を確認したのちに、1,000バーツ札の束4本と端数の紙幣が入っている茶封筒を手渡された。このときの為替レートは 1バーツ = 0.3599円 だったが、タイ農民銀行の 1バーツ = 0.3669円 に比べると約3%不利だった。今回、国際郵便小為替を使って送金したことで16,350バーツ(44,574円)も無駄にした計算になる。

その後、 BMW のサービスセンターへ行ってクルマの前照灯を取り替え、サヤームで自習仲間たちと合流してヂュラーロンゴーン大学の中央図書館へ向かった。

今回の仕送分から、月々の留学予算が189,000円(従来の約1.4倍)に増額された。

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バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。