いわゆるパッケージツアーに参加するのは約9年ぶりだったので、土産物軟禁というパッケージツアー恒例のお約束を完全に失念していた。タイ人のツアー参加者(日本人1名を含む)を乗せた観光バスは、16階建ての雑居ビルの前に停車した。バスから降りて、香港人のツアーガイドのあとに付いて歩いていくと、そのビルの1階から3階の部分に入居している外国人観光客向けの宝飾品アウトレットへ案内された。
「ケイイチ」の記事
歩道とエロ本と海外旅行 (タイ人との香港旅行1日目)
香港・彌敦道にある地下鉄佐敦站の前で、香港に到着してから友人がはじめて観光旅行らしい感想を口にした。たしかに、バンコクの主要道路とは違って、彌敦道の歩道は広くて段差も少ない。自分の足元に注意を払わなくても安心して歩くことができる歩道が、タイ人の目に新鮮なものとして映ったとしても決して不思議ではない。
そしてタイの富豪たちを目の当たりにする
ひとにはそれぞれ身の丈にあったサイズの服があるという。しかし、きょう僕が着た借り物の服は、平安時代にあった女性用の宮廷衣装「十二単」より重く、裾を何十メートルも引きずって歩からなければならないような大げさな代物だった。友人は「何事も経験をすることが重要だ」と言うが、分不相応な場所に図々しく居座り続けるのも楽じゃない。
富豪はすぐ身近に
この世界にいると、ときどきダイニングテーブルに頭から突っ伏したくなるときがある。もちろん、実際に突っ伏してテーブルの上に乗っている料理を台無しにしてしまうわけではないが、あまりの勢いに、鼻先を擦り剥いてしまったかのような気分になるのはなぜだろうか。
無題
あさ、スクンウィット13街路にある住まい Sukhumvit Suite 17階の199号室で、リビングルームのソファーに寝っ転がりながら、ひとりでテレビを眺めていたところ、突然、テレビの画面に満面の笑みを浮かべている東南アジア研究科の主任教官の姿が現れた(ミャンマー紀行番組の予告編だった)。
4連休の締めくくり
午後9時ころ、ラームイントラー通りにある友人が住んでいるアパートで合流し、そこからクルマでガセートナワミン通りへ行って、その一帯に点在しているオシャレなレストランのひとつ「ナーイグレ」で友人たち4人と夕食をとった。きょうは、仏教の祝日であるワンアーサーハブーチャーとワンカオパンサーが連続した4連休の最終日だった。この連休を利用して香港などへ旅行に行っていた友人たちも、続々とタイに帰国している。
無題
スィーロム2/1街路にある日系のカレー屋へ行って友人たち2人と夕食をった。さすがに同性愛者のメッカと呼ばれているソーイだけに、店員たちはもちろん同性愛者だし、店に置いてある書籍類も同性愛者向けのものばかりだった。もし男だけでこのソーイに足を踏み入れていたら、とんでもなく厄介な問題に直面していたに違いない。
無題
午後、スィーロム通り沿いにある珈琲屋 Bug and Bee へ行って、先日来の懸案となっていた理学書のタイ語訳を友人に協力してもらって完成させてから、スクンウィット20街路にあるドイツ風居酒屋で別の友人と夕食をとった。
タイ語の理系文献は外来語に支配されている
タイ語は外国語の語彙をそのまま借用しているため、どれだけタイ語が読めたとしても、専門分野の英単語を知っていないとタイ語の専門書は理解できない。タイの小中学生たちがこんな外来語だらけの教科書を見たら、拒絶反応を起こして勉強する気も失せるのではないだろうか。
○○○○○○○宮殿の内側に入る
午後、たとえタイの政財界を牛耳っているタイの首相、タックスィン・チンナワット警察中佐が強制力を全力で行使したとしても、個人の希望だけでは絶対に入ることが許されない○○○○○○○宮殿の内部を見学することができた。この施設は、タイでもっとも入場が困難な施設のトップ5に入る。
日本料理店の接客係は傍若無人な日本人客に失望している
バンコクに住んでいる日本人であれば、誰でも一度は日本人向けサービス業の接客の質の低さに何らかの疑問を抱いたことがあるだろう。ハッキリ言って、日本人向けのサービスとタイ人向けのサービスのあいだには、接客の質という点で雲泥の差がある。
無題
きょうは講義を欠席して、スクンウィット13街路にある住まい Sukhumvit Suite 17階の自室で病人としての一日を過ごした。夕方ごろ、友人がお粥を持って見舞いに来てくれた。
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