タイの憲法は、中流以下のタイ人にとって不平等だ、という説がある。107条と123条で、大卒未満の国民に被選挙権(立候補する権利)を認めていないのが、その根拠とされている。つまり、タイでは「支配階級」と「被支配階級」との関係が憲法に明文化されている、ということになる。
「ケイイチ」の記事
きょうの講義内容
今学期の特別講座「イスラーム研究」は、主任教官のコネクションをフルに活用して、著名な先生方をゲストに招き、莫大な研究予算を費やすことで、ようやく実現したという。そのため、主任教官からは必ず出席するようにと強く念を押されていた。
ウォングウィアングヤイ探検
ウォングウィアンヤイは、プラチャーティベーク通りとラートヤー通りが交わるロータリーで、日中は都心部と西部のトンブリー地区を結ぶ交通の要衝として賑わっている。ロータリーの中央部には、円形の小さな公園があって、トンブリー朝を興したタークスィン王(1734-1782)の像が建っている。ところが、午前零時をまわると、交通量もまばらになり、まるで廃墟のような怪しさを帯びてくる。
レストラン&カラオケ「ヂャンパー」
夜、ラートプラーオ73街路にあるレストラン「ヂャンパー」へ行って、友人たちと夕食をとった。アコースギターによる生演奏と最新タイポップスの生ボーカルを聴きながら、屋外にあるプールサイドで夕食を楽しむのも風情があってなかなか良かったが、友人たちはボーカルの技量に対して不満をあらわにしていた。
製薬会社主催の映画鑑賞会
夕方、ラーチャダムリ通りにある大型スーパー Big-C の映画館 EGV へ友人たちと出かけた。特設会場の入口で「エイリアンの襲来によって被害に遭われた患者さんの治療にご協力ください」と言われ、腕に医師用の腕章を半ば強引にくくりつけられた。
緑茶を語る
午後5時、高架電車のオーンヌット駅前にある大型スーパー Tesco Lotus の前で、9ヶ月ぶりに会う友人と待ち合わせ、そこからパッタナーガーン9街路にあるムーガタ屋(焼き豚を格安で好きなだけ食べられる店)3 Nor へ行って、午前零時まで緑茶メーカーの営業部長とウイスキーを飲みながら、日本料理について激論を戦わせた。
タイにおけるゴム製リストバンドの流行
タイは西洋文化を「選択的に」取り入れるお国柄であるため、リストバンドもタイの社会に最適化されて流行することになった。すなわち、タイで至高の価値を持つとされている3つの要素が、リストバンドというかたちになって、人々に広く受け入れられたのである。
バンコクのパブでフツウに振る舞う
今月の日記に繰り返し書いていることだが、近年登場したばかりのパブを、旧 RCA 系のディスコと同一視してしまうのは、あまりにもヤバすぎる。そこで今回は、バンコクのクラブシーンにおけるスタイルの変容について、音楽の流行の変遷をたどりながら考えてみたい。
ヂュラーロンゴーン大学が社会科学の分野で世界第46位にランクインしました!
午後、ヂュラーロンゴーン大学の文学部4号館へ行って、ミャンマー研究の講義に出席しようとしたところ、タイ・東南アジア学研究所の前にある掲示板で、とある掲示物を見つけた。そこには、ヂュラーロンゴーン大学、社会科学系で世界46位、人文科学系で世界50位にランクイン、と書かれていた。
フツウとはいったい何なのか
タイという階級社会において、相対的な価値基準である「フツウ」という概念は、話し手の環境によって、どのようにでも変化するものだ。この友人はラーチャパット大以下の学生を失格としているが、ヂュラーロンゴーン大学の一部の学生たちのあいだでは「ヂュラー以外はムリ」といった声もあるし、私立大学の一部の学生たちは「自分もフツウの範疇に入っている」としながらも、大卒未満の人々を平然と見下している。
無題
あさの講義で会った「もうひとり」のラオス人クラスメイトによると、ウィアングヂャンの郊外にあるカジノホテルは、ラオス国道13号北線と13号南線のどちらでも行けるが、13号南線の方が運転が楽という。詳しい場所については依然不明のままだが、なんとなくだいたいのカンジがつかめたような気がする。
無題
スィーロム通り沿いにある珈琲屋で友人と簡単な作業をしてから、スクンウィット11街路にある居酒屋「卯月」へ行って別の友人と酒を飲みながら、このブログの編集方針について語り合った。その内容については、いずれ機会を見て公表するつもりだ。
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