日本語の刊行物で用いられているカタカナ表記のタイ語は、残念ながらタイ人たちが話しているタイ語の発音からは著しくかけ離れている。このような事態を招いた原因としては、タイ語を読めない研究者や編集者たちがタイ関連の英文出版物に書かれているアルファベットをもとにカタカナ表記に起こしてしまったことなどが考えられる。
CATEGORY タイ語のカタカナ表記
日本語文献のタイ語
タイ語学習をはじめたばかりの2002年、タイ関連の専門書に書かれているタイ語のカタカナ表記を見るたびに戸惑っていた。日本語で書かれているタイ語のカタカナ表記が、実際の生活のなかで耳にしているタイ語の発音からあまりにもかけ離れていたため、自分が知っているものと専門書に書かれているものが同一のものを指しているのか判断することが非常に困難だった。
ローイグラトング
誰だ!?最初にタイ語を邦訳したヤツは!?いつもタイ語を日本語訳するときにそう叫びたくなる。どうしてタイ語を日本語訳するとまったく別のタイ語の発音になってしまうのか。なぜかガ行の ก [k] 音はカ行で表記され、ヂャ行の จ [c/j] 音はチャ行で表記されている。
タニヤオヤジのタイ語
日本人中年男性が話すタイ語のクセは、日本人向けのカラオケスナックで働いているような百戦錬磨のホステスたちなら理解できて当然だが、そのタニヤオヤジ的タイ語が世間一般のタイ人にも通じると思うのは勘違いも甚だしい。サイアクの場合、意図しているメッセージとは正反対のメッセージとして相手に伝わってしまう。
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