CATEGORY タイの教育システム

タイの進学校

日本ほどではないが、タイにも熾烈な受験戦争はある。予備校は主に進学校が多い地域に密集しており、日本の高校生とは似ても似つかない、幼稚園生のスモックのような中等教育学校の制服を着ている生徒たちが、午後9時頃までの時間をそこで過ごす。

バカにされるタイ人の大学生 バカにされる日本人の留学生

午前2時半、スクンウィット13街路にある住まい Sukhumvit Suite 17階の自室で、ベッドに寝ころびながら、タイ人から紹介されたばかりのプレーオ(21歳)と電話で話していた。そのとき、自分の血液がものすごい勢いで頭のてっぺんまで上がっていくのを感じ取り、受話器を握っている右手がワナワナと震えていることに気がついた。

タイにおける私立大学の社会的な位置づけ

タイの私立大学は、歴史と伝統で国立大学に大きく遅れをとっているため、タイ人のあいだで私立大学は明らかに劣るものとして軽んじられている。また、形式的な入学検定試験を設けている大学もあるが、定員数や合格基準があいまいで、毎年大量の新入生を際限なく受け入れている。つまり、授業料を払えるだけの経済力があれば、誰でも第一志望の私立大学に入ることはできる。

タイの大学共通入学試験における社会科の試験問題

プラヂュンラヂョームグラーオ大王がタイを統治していた1897年、ダムロングラーチャーヌパープは、英領ビルマや英領マレーシアなどで施行されていた地方の行政機構を導入して、全国にカールワングテーサピバーン(州令)を長とするモントン(州)を設置した。

タイの大学における除籍基準

タイの大学における学生の成績は、AからEまでの8段階で評価されている。これを数値化して平均化したものが GPA で、ほとんどの大学では GPA が2.0を下回った学生は自動的に除籍(リタイア)の扱いとなる。この友人によると、ことし2月の前学期終了時点における GPA は2.13だったという。

タイの私立大学へ3年次編入を計画する

タイにおける国立大学の入学試験(エントランスと呼ばれる統一試験)は毎年3月の上旬に実施されている。セブンイレブンの雑誌コーナーには、その試験で希望する国立大学へ進学できなかった高校生たちのために、私立大学の入学願書セット…

実践学校

実践学校とは、国立大学の教育学部に付属している教員養成のための演習校のことで、初等教育(小学校)から後期中等教育(高校)までの小中高一貫教育が行われており、大学の敷地内または大学と隣接している場所にあることが多い。それぞれの実践学校のあいだには学校対抗運動会などを通じて緩やかな交流があるという。

タイのインターナショナルスクール

そのなかでも一般的なのはプララームガーオ通りにある泰日協会学校(日本人学校)で、日本のカリキュラムに沿って授業が行われているため、帰国後の編入がスムーズで学習の継続性を確保することができる。一方で、インターナショナルスクールは帰国後の困難が予想される反面、英語力を生かすことで高校受験を優位に展開できるというメリットがある。

期末試験の打ち上げ

この週末、私立大学より一足早く長期休業に入る国立大学の学生グループは、トーングロー通りをはじめ、エーガマイ通り、ラッチャダーピセーク通り、ラートプラーオ通りのほか、それぞれの大学周辺にあるパブ街へ徒党を組んで繰り出している。こういった光景はあと数日は夜のバンコク各地で見られる。

タイの学校制度 ポーウォーチョーとポーウォーソー

中等教育学校の前期課程を卒業してから、中等教育学校の後期課程へ進まずに高等専門学校の前期課程へ進学するケースもある。高等専門学校の前期課程を卒業しただけではタイの大学受験資格である「モーホック」を取得できないため、そのまま高等専門学校の後期課程に進学するケースが多い。

タイ人と政治史

この教科書を読んで日本人として不思議に思うのは、社会や文化の比重が大きく、政治史に関する解説部分が極端に少ないことだ。高校の世界史Aより内容が薄い。こんな社会科教育でどうして民主主義について正しく理解することができようか。