巻きスカート「ロンヂー」とヤンゴンのクラブ

道行く人々は、老若男女を問わず、皆がロンヂーと呼ばれるスカートを腰に巻いていた。見た目には少し違和感があるこの巻きスカートだが、日頃から熱帯の炎天下でジーンズ生活している僕にとっては、風通しがよくて快適な画期的なニューファッションだった(この旅の間、ずっとロンヂーを履いて、木陰に隠れてはパタパタさせて涼んでいた)。

ミャンマー連邦 寺院探訪12日間の旅

スクンウィット13街路にある住まい Sukhumvit Suite へ戻って仮眠を1時間半とってから、バンコク・ドーンムアング国際空港までクルマで友人に送り届けてもらい、そこで東南アジア研究科のクラスメイトたちと合流して、ミャンマー航空332便でミャンマー・ヤンゴン空港へ向かった。

タイのアイドル

スィーロム通りにある珈琲屋には、午前2時頃になるとアイドルのボーンルーンちゃんがやってくる。彼女が出演している映画には、わくわくどきどき、タイ焼きそばの花嫁、グラビー幽霊の氾濫などがある。さわやかで元気いっぱいなイメージで売り出し中のアイドルだが、普段から僕たちが目撃しているのは、そのイメージとは正反対の、ナゾの中年男性との密会だ。

ミャンマー旅行の心得

東南アジア研究科のミャンマー調査旅行が2日後に迫っているなか、なんの連絡もなく、おかしいと思っていたところ、きのうの夕方になってようやく説明会の案内が来た。ここのところ夜明けまで珈琲屋に籠ってタームペーパーを書くのが日課となっていたため、午前9時に起きるのは本当に辛かった。

日本語文献のタイ語

タイ語学習をはじめたばかりの2002年、タイ関連の専門書に書かれているタイ語のカタカナ表記を見るたびに戸惑っていた。日本語で書かれているタイ語のカタカナ表記が、実際の生活のなかで耳にしているタイ語の発音からあまりにもかけ離れていたため、自分が知っているものと専門書に書かれているものが同一のものを指しているのか判断することが非常に困難だった。

バンコクの朝

午前6時10分、あす発表する予定のプレゼンテーション資料を作り終えてから、スィーロム通り沿いにある珈琲屋 Coffee Society の外へ出てみると、すでに空はうっすらと明るくなりはじめていた。ついさっきまでスィーロム通りの歩道を埋め尽くしていた土産物屋台の姿はすでになく、あたりに散乱していたビニール袋やタバコの吸殻などもきれいに片付けられていた。

テスト前の珈琲屋

ペーパーを書きながら友人が到着するのを待っていたところ、文学部で中国語を専攻している学生が話しかけてきた。ちょうどその隣にいた学生が政治学部で地域研究をしていると聞いて、先日クラスメイトと探したときに見つけられなかったタイ語バージョンの地域研究の入門書について尋ねてみたところ、学部では講師が用意した補助プリントで対応しているという。

日常的拷問体験 同性愛者による情欲的な眼差し

同性からまるで目で犯されているかのような状況に耐えられなくなり、とうとうあらぬほうに向かってラムカーン(鬱陶しい)と叫んでしまった。彼らの非常識な行為は本当に許し難いが、法に触れるような行為ではない以上、あからさまな抗議の声を上げるわけにもいかず、こうでもするほかに事態を改善するための方法が思いつかない。

いま何のために何をしているのか

自分の将来を左右するような重大な計画を立てて実際に実行へ移すときには、事前にその目的を明確にして、そこから期待できる結果についても十分に検討しておきたい。さもないと、目的を達成するまでに気が遠くなるほどの時間的なロスを強いられることになるし、なにも成し得ないまま目の前が真っ暗になるような思いをすることになるかもしれない。

おしらせ

2005年2月20日から25日までの日記は、下書きが現在修理中のノートパソコンに保存されているため、更新できない状況にあります。ノートパソコンが手元に戻り次第、この6日分の日記を更新します。

友人の学位授与式

タイにおける国立大学の学位記は、卒業後1年以内に高位の王族によって手渡しで下賜されることになっている。以前は国王陛下が直々に下賜されていたそうだが、現在では高齢を理由に直系の王子や王女が代行しているという。私立大学の学位は、卒業後1年以内に理事長によって授与される。

無題

午後、ヂュラーロンゴーン大学の文学部4号館へ行って講義に出席してから、大学の中央生協がある「サーラープラギアオ」に入っている本屋に寄って、タイ語で書かれている国民国家論やエスニシティー論の参考書をクラスメイトと探していたところ、タイの大学入学統一試験の過去問題集を発見した。